【Jarrahdale】Millbrook Wineryで絶品のウサギ肉リゾットを楽しむ

ミルブルックというワイナリーの名前を聞いたのは、去年ハイキングに行った友達からだった。

パースから比較的近く(と言っても車で1時間)、日帰りのできる場所だそうで周りに国立公園もあるというので、さっそく行ってきた。観光についてはひとつ前の記事で。

 

【Jarrahdale】パースから日帰りで行けるジャラーデールで19世紀末の製材発展を見る

 

残念ながら、ちょっと寝坊してしまったのでハイキングの時間がとれず、しかも旧郵便局が閉館中、結局周りを少し散策してからワイナリーに向かった。

 

 

広大な敷地には正面から見て左に葡萄畑、そして右側には旬の野菜を提供するための野菜畑が広がっている。池にはギリシャの酒と食の神であるバッカス像が飾られ、鳥たちもかなり自由に魚を獲ったり草をつまんだりしていた。牧歌的でのどかな風景。

ここではもちろんワインの試飲もできる。飲んだ中では、限定生産の2012年シラーズが深みがあってとても美味しかった。

また、カウンターの反対側には広いテラスが池に向かって大きく開かれていて、ここで軽食を採ったりワインを飲んだりもできる。

 

 

左側の階段から2階に上がると、そこがレストラン。窓が大きくとても開放的。

 

 

レストランのコースはふたつ。
アラカルトもあるけれど、シェフが特別に畑から調達した旬の野菜とレストラン用に地元で卸してもらう肉を使ったコース料理に。料理にマッチしたワインが前菜・主菜・デザートについてくる。

そして、おもしろいことに車を運転するひと用にグラスに70mlの少量ワインも選択できる。行き届いているね。

 

 

最初に出てきたのは、スターター(starter)。
これはコースメニューに入っていない、いわば「お通し」。焼き立てのサワーブレッドにケフィールを混ぜたバター、そして畑で採れたオリーブのマリネ。こういうふうにシンプルにパンと食べるときは、良質のバターの味が引き立つ。

次に出てきたのが「シェルの選んだ前菜三品」。
ワインは2018年のRegional Vermentino、軽くて香りのいい若いワイン。

チリオイルをかけたヒラマサの刺し身に、キュウリと酢漬けキュウリが散らされている。濃厚なヒラマサがキュウリと酢漬けキュウリで緩和されていて絶品。

 

 

ベビーコーンはもちろんどんな店でも売られているけれど、こちらはさらに小さな形が作られ始めたばかりのトウモロコシだ。

もちろんワイナリーの畑でつくられている貴重な季節の野菜。ショウガ、にんにく、バターをたらしてオーブンでやいた逸品。ポップコーンが散らされているのがご愛嬌だね。中の小さなトウモロコシはやっと粒が見えてきた程度だろうか。柔らかくて、それでいてきちんとトウモロコシの味が感じられる。

 

 

最後の前菜はプラムとともにじっくりとオーブンで煮込んだラム肉。クレームフレッシュとデュカーが上から散らされていた。香りのよいラム肉がプラムとよく合う。これにも舌鼓。

 

 

こちらが主菜、ミルブルックの白ワインヴィオニエで煮込んだウサギ肉のリゾット。
厚切りベーコンが添えられている。上からはたっぷりとパルミジャーノチーズが散らされた濃厚なリゾット。このレストランのメニューは季節によって変わるが、このウサギ肉のリゾットだけはあまりに評判になったため、通年食べられるようになったという逸品。

 

 

ウサギは鶏肉からもっと脂を取り除いたような肉質で、油やソースを加えないとパサパサになってしまうが、一体どうやったらこんなに柔らかくて深みのある味が引き出せるのだろう…完璧だ。

リゾット自体も野菜スープでじっくりと煮込んでありながらアルデンテ、そしてベーコンがこんなに美味しいものだとは知らなかった。また、上からかかっているパルミジャーノ・レッジャーノもリゾットとともに口に運ぶと、至福の味。これだけでもここに来たかいがあるというもの。

ワインは2015年の赤ワイン、シラーズ・ヴィオニエ。

もうひとつの主菜はこちら、豚肉のステーキとオーブンで煮込んだ柔らかい豚肉の二種。
様々な色の豆とピンクに色付けされたザワークラウト、そしてグリルした桃が添えられていた。ステーキの焼き加減がこれまた完璧。またザワークラウトも舌を刺す酸味ではなく、もっと柔らかい味で舌に優しく食べやすかった。

ワインは2017年のSVシャルドネ。

 

 

このあとで、口直しの小さなメレンゲがふたつヨーグルトの上に置かれ、プラムが散らされていた。口直しというよりデザートの「前菜」だね。

 

 

さて、コースの最後はデザートかチーズが選べる。
こちらはチーズ3種でそれぞれにマッチしたワインが添えられていた。

 

 

左からワインの葉に包まれたフリゼンタに2018年Regional Fiano、中央がファームハウスチーズとミツバチの巣に2011年The Yilgarn Botrytis Semillon、そして手前にあるのがブルーチーズとマルメロのゼリーにNV Pedoro Ximenez。

こちらはもうひとつのデザートのほう、カスタードケーキとプラム、そして自家製のバニラアイスクリームが添えられている。上からはシナモンの味の強い砂糖のクランブルが散らされていた。

ワインはこのレストランでしか供されていないMillbrook Liqueur Viognier。
残念ながら市販されていない。わたしは普段あまり甘いデザートワインは飲まないのだが、これはスパイスが効いていてとても美味しかった。買えないのが残念。

 

 

最後にはもちろん「珈琲はいかがですか?」と聞かれたが、さすがにこれだけのコース料理を食べたあとではもう何もはいらないほどで遠慮した。

が、あとで「下の試飲ルームのテラスでせめて小さなエスプレッソでも飲めばよかったなあ」と悔やんだ。何しろ絶景なのだから。

先にも書いたとおりメニューは季節ごとに変わる。
今度は朝早く出てハイキングのあとにゆっくり寄りたいと思う。

MEMO
Millbrook Winery
住所:Old Chestnut Lane, Jarrahdale WA 6124、パースから車で約1時間
ホームページ:https://www.millbrook.wine/
試飲ルーム:火曜日・水曜日休み、午前10時〜午後5時(軽食メニューあり)
レストラン:火曜日・水曜日休み、午後12時から3時ごろまで(ウェブより予約必須)
予約:https://www.millbrook.wine/pages/book-now