マレーシア・クアランプールは、ずいぶん昔にビジネスの出張で行ったことがあるだけ。
そのとき住んでいたタイからあんなに近いのに、観光をしたこともなくずいぶん残念なことをしたと今になって思う。
さて、先月そのクアランプールに友達が旅行で行くと聞き、頼んで買ってきてもらったものがある。中秋節の月餅とその月餅を運ぶ美しいケース。
ヒルトンのサイトで見かけてどうしても欲しくなってしまったのだ。
どう、美しいでしょう?
元々中華圏は旧暦のお祝いを大切にしているが、旧正月の春節と並んでこの中秋節も大変有名な行事。中秋節は旧暦の8月15日で、今年2018年は9月24日に当たる。
タイも含めて、中華系のひとびとの多い東南アジアでは店先に様々な月餅が並び、試食をするだけでも楽しいものだ。
昔は切り分けて食べるほど大きな月餅だったそうだけど、今ではもっと気軽に食べられるように手のひらに乗るくらいの小さなものが主流になっている。
さて、買ってきてもらった月餅ケースだが、ただの「ケース」というにはあまりに美しくてビックリ。こちらがその記念写真。ピンクもいいかなと思ったが、さすがにちょっと派手なので無難なところで黒に。
中を開けるとこんなふうに区切られていて、月餅が4個入っている。このまま、化粧ケースにしてもいいかもしれない、とふと思った。あ、でも元々はランチボックスにして仕事に持っていこうと考えていたんだっけ。
ケースには布が貼り付けられているが、この布には全て刺繍がほどこされている。側に寄ってみると、その精工さがわかる。竹の柄もGUCCIみたいでカワイイよね。わたしはどちらかと言うと、このまま夜のお出かけに使いたい。服はあっさりとしたものにしてこれを持ったら、とても引き立つと思うので。
月餅そのものも、甘さを抑えた上品な味。色々な種類があったが、わたしはクルミの入ったものが一番美味しいと思う。てっぺんにはHILTONの焼印が。
中秋節自体はすでに1週間前に終わっています。月餅は30日ほど保存できるそうだけど、食いしん坊のわたしはもちろんすでにぺろりと食べてしまった。えへへ。「ダイエットは明日から」が長年のモットー。
そして、その中秋節が終わってしまった時点で、ヒルトンホテルはセールを開始。月餅の保存期限が終わるまでに売りつくしてしまいたいからだろう。
今ヒルトンホテルのサイトで確認したら、黒の月餅ケースは210リンギットから178リンギットに、黒とピンクを両方セットで買うと、272リンギットからなんと190リンギットになっている。月餅もどんどんと値下がり中。ひえええー。
ヒルトンホテルのことだから、また来年の中秋節には違った形の素敵なケースを創作すると思われる。期待して楽しみに待っているけど、それよりもその時期にはたぶん学校の学期休みなので、もしかしたらセール中。
来年は、クアランプールで休暇というのもいいかもしれない…。
★Hilton Kuala Lumpur★
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