【Ramen Samurai】あっさり系とんこつラーメンなら自家製麺が美味しいココへ

20年前には全く存在しなかったラーメン屋が、パースにも次々と出現して、地元のオーストラリア人たちにも徐々に人気が出てきた。現在パースには4−5店あるのではないか。

そのうちのひとつ、繁華街の端っこにあるのが「Ramen Samurai」。
位置と華やかさでは、同じ道に面していても、繁華街ど真ん中にある「博多元助」にかなり負けているのは明白。繁華街が切れる寸前に構えた店であり、それにも増して外観が地味なのだ。

Ramen Samuraiの外観

博多元助の外観

「ラーメンは汁まで残さず食べる！」というラーメン党もいるけれど、わたしはどちらかというとスープは半分ぐらい飲めればいいほう。お腹にもたれると、また以前患った胃潰瘍になりそうでどうもよくない。それに九州とんこつラーメンは脂が浮くほどこってりしているので、美味しいんだけれどどうもしっくり来ない。

その点、こちらのRamen Samuraiは汁がそれほど脂っぽくない。麺も自家製で運が良ければ作っているところさえ見える大きなウィンドウもある。この細麺がまたするすると喉越しよく、美味しい。

時々餃子を頼むこともあるが、小ぶりでちょうどひとくちふたくちで食べられるくらいの大きさだ。

夜になるとショーウィンドウに灯りがついて、日本から持ってきたらしい蝋細工のサンプルが置かれているのが見え、通りを行くひとびとの目を誘う。

昼間は灯りがともっていないので、どうもオフィスなのかラーメン屋なのかわからない風情だ。
表に面している部分は全面ガラス張りなのだが、そのガラスに真っ黒な色のシェードがついていて、中が全く見えないようになっている。オフィスならそれでもよいのだろうが、ラーメン屋では中がどんなふうになっているのか全くわからない。

たぶん、オフィス用に作られたレンタルなのだろう。それをそのまま使っているのが残念。もっと外観に工夫を凝らせば必然的に客も増えるのに…といつもため息をついてしまう。

それでもここの細麺とスープの美味しさにいつも舌鼓をうっているので、わたしは全力をもってRamen Samuraiをオススメしたい。