実を言うと、わたしはパースではスーパーマーケットでソーセージを買ったことがない(断言)。
バンコクからパースに居を移してから、20年前にここを見つけ、それ以来「ソーセージ」はここでしか買わなくなったからだ。それほど美味しいし、スイス生活が長かったわたしにはここのソーセージやハムは馴染みが深いし、何よりもここより美味しいソーセージ類を食べたことがないからだ。
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1987年創業の老舗ハム・ソーセージ専門店
今でこそ、Colesなどの大型スーパーマーケットでもちょっと味のいいソーセージが買える。だが、わたしがオーストラリアに引っ越した20年前当時、買えるのはそのほとんどが真っ赤な皮のソーセージで、とんでもなく不味いシロモノだった(今でも買えるけどね)。たぶん寄せ集めのゴミ肉に真っ赤な皮「のようなモノ」をつけただけで、ソーセージが腸詰め、つまり腸に詰めているからプリプリなのだということを忘れそうな味だった。
だから、この専門店を見つけたときには狂喜乱舞、それ以来様々なソーセージを買いに来ている。元々ソーセージと言ったらドイツ系が一番だしね。
Elmar’sではソーセージ類を燻製にするためにブナの木のチップを使うが、これはわざわざドイツから輸入している。それほどこの店の製品はドイツのものと変わらない味を提供していると言える。
また、土曜日は9時から2時までしか開いていないが、この日だけはドイツ風ホットドッグを焼いている。つまり、そこでグリルしたソーセージを手作りのザワークラウトと一緒に詰め込んだ焼き立てホットドッグが食べられるのだ。
ソーセージだけではない品揃え
わたしも名前を知らないようなソーセージも沢山あるが、それ以外にもハム・サラミ類もあって、量を言えばその場でスライスしてくれる。
また、ソーセージ類に必ず必要なドイツ風マスタードと「甘くない」マヨネーズも置いてあるので、ついでにどうぞ。わたしはここのジャーマンポテトサラダも好き。
それからホットドッグはどこの国にもあるけれど、ここの長いウィンナーソーセージは懐かしくてやっぱり買ってしまう。湯を沸かしてから火を止めて、ウィンナーを入れて10分ほど。この長いソーセージをホットドッグ用のパンに挟んでたっぷりマスタードをつけてほおばる。ウィンナーはぷりぷり。ああ、美味しい。
また手作りピクルスや各種チーズも揃えているので、一度は訪れてみてほしい。
そして、もうひとつ気軽に訪れてほしいのは「ある女性」がスタッフとして働いているからだ。
流暢な日本語で話しかけられた!
「日本人ですか?」と話しかけられて、ビックリした。それも片言ではなく、自然で流暢な日本語だ。
この店で働くベッティーナさんだった。
20年ほど東京に住んでいたドイツ系オーストラリア人のベッティーナさんは、日本語で食べ方やオススメなどを気軽に教えてくれるので、色々と質問してみてほしい。もうひとりいたスタッフもとてもおしゃべりで楽しい女性。「わたしはチェコスロバキア人よ」と言う。だから、この店ではドイツ語、チェコ語、英語、日本語で対応できるひとが揃っているのだった。
いやはや、なんとまあ国際的な。
Elmar’s ドイツレストランはスワンバレーに
Elmar’sは大きなレストランもオープンしている。
ワインのメッカ、スワンバレーだが、ここでは本場ドイツビールを醸造もしているので、焼き立てソーセージを頬張りながらビールも飲める。
詳しくはコチラからどうぞ。→https://elmars.com.au/our-restaurant/
何度か足を運んだことがあるが、そう言えば最近では行っていないと気づいた。
また行ったときには、記事を別に書いてみたい。
Elmar’sにはもうひとつ小さな店があって、こちらは南のNorth Lake Shoppinng Centreにある。
さて、グリルして自宅ディナーに
家に帰ってから、庭で晩ゴハン用にグリルしてみた。
付け合せはサラダにやはりElmar’sのジャーマンポテトサラダ。マスタードをたっぷりつけたら、気分はすでにドイツに飛んでいる。
★Elmar’s Smallgoods★
ホームページ:https://elmars.com.au/our-smallgoods/
住所:493 Beaufort St, Highgate WA 6003
電話:(08) 9328 4050
営業時間:火木金 9時00分~15時00分、土曜日 9時00分~14時00分、日月曜日は定休日