【Korean BBQ Village】わいわいガヤガヤと楽しく食べる韓国人御用達焼肉レストラン

パースの和食と言うと、コースメニューもある高級店かテイクアウェイに毛が生えたくらいのごく小さな店がほとんどだ。その真ん中に位置する「庶民的な居酒屋」もあるが、なぜか影が薄い。ラーメン屋は沢山できたけどね。

ところが、韓国料理、焼き肉レストランというとかなり沢山出てきた感がある。

庶民的な街の庶民的な焼肉屋

Victoria Parkはパースの中心街から電車で10分。近くにカーティン大学というマンモス大学があるせいで、学生がとても多い街だ。それに加えて、ここ10年ばかりの間にAlbany Highwayに沿ってアジア食のレストランがどんどんと増えてきた。週末に街を歩くと半分以上わたしのような顔立ちのアジア系ばかりが目立つ街だ。

その街のショッピングセンターの真ん前にあるのが、このKorean BBQ Village。
煙を吸い込む大きなチューブが垂れ下がっていて、知らないひとにはまるで異空間のような風情が、これが夜になると韓国人たちのグループで大入り満員なのだ。ガヤガヤとうるさく楽しい笑い声が煙に混じって、実に気楽で楽しい雰囲気だ。

焼き肉はみんなでワイワイと食べたほうが美味しい

飲み物は「とりあえずのビール」から。韓国ビールは日本のビールと同じような味がする。そして、注文を終えたら今度はキムチやナムルを肴にチャミスル（韓国焼酎）を飲む。これがまた焼き肉にもチヂミにも揚げ餃子にもよく合う。

焼き肉を頼むと炭火をおこした大きなボウルが運ばれてきて、テーブルの真ん中に開いた穴に差し込まれ、焼き網がかぶせられる。そうしたら、もうあとは焼くだけだ。

焼肉の他にも色々とテーブルで楽しめる食事

焼き肉を食べるだけが韓国料理じゃないというのは、わたしはこのレストランで知った。

冬になると恋しくなるのが鍋だが、この店には韓国鍋もある。わたしがよく注文するのはこのプルコギ鍋。野菜とキノコと麺がふんだんに入っていて、真ん中にはプルコギ。2人前のSサイズと4人前のLサイズがあるので、ふたりで行っても残すこともない。最後にはうどんまで頼んで汁を最後まで楽しむこともできる。

またランチには、キンバ（韓国寿司）も卵を落としたスンドゥブチゲもある。

何を頼んでも、各国料理店の常でおつまみのように様々なナムルやキムチの小皿が次々の並ぶのも嬉しい。

余談だが、夜に焼き肉を食べにいくなら普段着でどうぞ。ほとんどのテーブルで焼き肉が始まってしまうこともあり、煙がすごい。つまり、服は数日煙臭いので。
それでも、わたしがこのレストランに好んでいくのは、ガスボンベをつけたテーブル台で焼くのとは、確実に味が違うから。炭火焼きの焼き肉はやっぱりはるかに美味しいのだ。