西オーストラリア大学は1911年2月に設立された西オーストラリア州で最も古い大学だ。
鬱蒼とした庭も美しく、たまにはクジャクが優雅に歩いていることもあり、わたしは昔からここを散策するのが大好きだった。
この大学の周りは高級住宅街のはずれにあたり、スワン川のほとりにはボートのつく小さな渡し場やレストランも多い。
その中のひとつがこのLittle Wayだ。
目次
Little Wayはおしゃれなカフェレストランだ
小さなカフェレストランだが地元では根強い人気を誇る。近くのオフィスの同僚たちか、あるいは大学の職員たちなのか、金曜日のランチ時になると必ず大きなグループの予約が入っていて、楽しそうな笑い声が中庭に響き渡る。
このカフェレストランは4つのセクションに分かれていて、大きなカウンターの横の客席と店の前の外には3つほどのテーブル、中庭はふたつに分かれて奥のグループ用の席と前側のアル・フレスコと呼ばれる大きな中庭のセッティングがある。
わたしのお気に入りは中庭のアル・フレスコだ。
がやがやとしていてもなんとなく落ち着く雰囲気なのは、四方が囲まれていてブドウ棚が空を覆い、草花がそこここに咲き乱れたいるからだろう。
メニューは訪れる時間帯によって変わる
わたしが行くのはそのほとんどがランチ時。
実は今働いている学校からの帰り道にあたるからだ。友達と待ち合わせしてランチを一緒にするのに快適な場所でもある。
メニューは朝ごはん、ランチ、昼下がり、そしてディナーと分かれているので、サイトで確認してほしい。
ブレックファストメニュー 7:30 – 11:30
ランチメニュー 11:30 – 3:00
アフタヌーンメニュー 3:00 – 5:00
ディナーメニュー 5:00 – 遅くまで
そのほかには火曜日から日曜日まで日替わりで10ドルになるカクテルがある。これはおトク。1日中やっているのでランチ時にも皆堂々と飲んでいる。
わたしは、金曜日だったのでアペロル・スプリッツを。イタリアの食前酒Aperolにプロ・セッコと炭酸水を混ぜたカクテルだ。さっぱりしていてアルコール分も少なく、昼間に飲むのに最適だと「わたしは」思う。
友達は食前酒を断って、食事のあとにコレ。エスプレッソ・マルティーニも金曜日のおトクなカクテルのひとつだ。
だからと言って、食事を楽しむにはやはり白ワインは注文せざるを得ないけどね…。
食事のメニューは軽いカフェめしと地中海風のパスタ
今回は2度めのパスタ。
大きなエクスマウス産の海老と、黒コショウにペコリーノチーズをあわせたソースがからむリングイネ。ねっとりとしたチーズソースとプリプリとした新鮮な海老、完璧なアルデンテのリングイネは白ワインによく似合う。
こちらは肉厚のビーフハンバーガー。
ベーコン、レタス、トマト、チーズ、玉ねぎなどがたっぷり詰め込まれている。かぶりつくのが正解なのだろうけれど、顎がはずれそうなほど厚いので、一応半分に切ってから。ハンバーグ肉の厚さはたっぷり2センチはあってジューシー。切っているうちに肉汁が溢れ出した。自家製のフライドポテトは皮付きのポテトを厚めに切って揚げてあり、アイオリソースと一緒にほうばること。
もうひとつの皿はハリッサ・チキンバーガー。
ハリッサというのはチュニジアなどで作られる辛口の調味料で、地中海料理にもよく用いられる。そこにズッキーニとキャベツのコールスロウ、そしてきゅうりのピクルスが挟んである。そして、タヒニとバジルのドレッシングにつけて、フライドポテトを。
ランチのあとは腹ごなしに近くのスワン川流域の散策を
駐車場が沢山あるので、車で2分ほどで川辺に着く。歩いても5分ほど。
青い空のもと、遠くにパースのスカイラインを見ながら食後の散歩も楽しい。タオルを敷いて寝転んでいるひともいれば、木陰で読書をしているひともいる。ぜひ、どうぞ。